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議事録 / 会議の文字起こし
議事録の自動作成を、Mac の中だけで
Zoom・Teams・Google Meet の音声を Mac 側で直接収録し、誰の発言かを付けて文字起こしします。会議アプリに参加ボットを招待する必要はありません。音声も文字起こし結果も端末から出ないので、外部サービスへの音源提供が発生しません。
「同席していない参加者」を増やさない
会議の文字起こしツールの多くは、会議室に専用のボットを参加者として招待する方式です。これは技術的には合理的ですが、実務では説明のコストが発生します。参加者一覧に見慣れない名前が並び、社外の相手から「あれは何ですか」と聞かれ、その録音がどの事業者のサーバーに残るのかを説明する場面になります。社内規程で外部ツールの参加が制限されている職場もあります。
Lesskeys は別の方法をとります。Mac が再生している音声(システム音声)と自分のマイク音声を、Mac 側で直接収録します。会議アプリから見れば、あなたが普通に参加しているだけです。ボットは追加されず、参加者一覧は変わりません。仕組み上、Zoom でも Teams でも Google Meet でも Slack のハドルでも、Mac で音が鳴っている限り同じように使えます。オンラインに限らず、対面の打ち合わせをマイクで録るのにも同じ機能が使えます。
もちろん、ボットが見えないことは録音していないことを意味しません。だからこそ次の節が重要になります。
録音の前に、ひとこと
日本では一般に、自分が当事者として参加している会話の録音それ自体が一律に禁止されているわけではないと説明されます。実務上の制約は法律よりも、社内規程・NDA・取引先の意向にあります。録音の可否はそれらに従ってください。日本では会議の冒頭で一言伝えておくのが一般的です。「議事録用に録音させていただきます」と最初に述べておくだけで、後から論点になる余地がほとんどなくなります。
社外との会議、採用面接、人事に関わる面談では、事前に確認を取っておくのが無難です。当社としてはこれ以上の法的な判断はできませんので、判断に迷う場合は自社の法務部門にご確認ください。
誰の発言かを自動で分ける
議事録づくりで時間を食うのは、文字にすることそのものよりも、発言を人に紐づける作業です。Lesskeys は録音の中の話者を自動的に分け、発言ごとにラベルを付けます。
- 話者ラベルに実際の名前を入力すると、その時点でトランスクリプト全体に反映されます。
- 付けた名前は声の特徴とともに保存され、次回以降の録音でも同じ人物として認識されます。定例会議のように同じメンバーが繰り返し登場する場では、この差が大きく出ます。
- 分離が誤っていた箇所は、発言単位で別の話者に付け替えられます。
精度は録音環境に左右されます。全員が別々の場所からヘッドセットで参加する会議は分離しやすく、1 台の Mac のマイクで会議室全体を拾うような録音、発言が重なる議論、声質が近い話者どうしは苦手です。完全な自動化ではなく、下準備を機械にやらせて人が直すという前提でお使いください。
実際の流れ
- 会議の冒頭で録音を伝える — 上で書いたとおりです。
- 録音を開始する — メニューバーから開始します。システム音声とマイク音声の両方を収録します。必要なら画面の録画も併せて残せます。
- 会議に集中する — 手元でメモを取る必要が減ります。
- 停止して文字起こし — 停止後、Mac の中で音声認識と話者分離が走ります。通信は発生しません。長時間の会議では相応の処理時間がかかります。
- 名前を付けて整える — 話者に名前を入れ、聞き取り違いを直します。特定の発言を検索して該当箇所から音声を再生できるので、確認作業は原音との突き合わせで進められます。
- 書き出す — テキスト(TXT)として書き出し、そのまま社内の議事録フォーマットに流し込めます。字幕ファイル(SRT / VTT)としての書き出しにも対応しているので、会議動画を社内共有する場合はそちらも使えます。
ボット型サービスとの違い
| Lesskeys | 会議ボット型サービス | |
|---|---|---|
| 会議への参加者追加 | なし | ボットが参加者として入る |
| 音声の処理場所 | 自分の Mac | 事業者のサーバー |
| 対応する会議アプリ | Mac で音が鳴るものすべて | 連携済みのサービスのみ |
| 対面の打ち合わせ | 録音できる | 基本的に対象外 |
| オフライン環境 | 動作する | 動作しない |
| 料金 | ダウンロード無料/Pro は買い切り($49.99・1 回) | 月額・人数課金が中心 |
| 要約の自動生成 | なし(文字起こしと話者ラベルまで) | 提供する製品が多い |
最後の行は正直に書いておきます。Lesskeys は要約やアクションアイテムの自動抽出を行いません。担当するのは、話者ラベル付きの正確なトランスクリプトを端末内で作るところまでです。要約が業務の中心なら、ボット型サービスの方が向いています。
できないこと・注意点
- 文字起こし結果は自動処理の出力です。法的な記録としての保証はありません。決定事項や数値は必ず原音で確認してください。
- 特定の法令や社内規程への適合は主張しません。アーキテクチャ上「音声が端末から出ない」ことのみが事実です。自社の法務・情報システム部門にご確認ください。
- 対応言語は 99 言語で自動判別されますが、日本語と英語が細かく交互に切り替わる会議では判別が揺れることがあります。設定で言語を絞ると安定します。
動作環境と価格
macOS 13(Ventura)以降、Apple Silicon(M1 以降)の Mac が必須です。Intel Mac では動作しません。会議の音声を収録するため、macOS の画面収録権限とマイク権限の許可が必要です。Mac App Store からのダウンロードは無料で、まず実際の会議で試したうえで、続けて使うと決めたときにアプリ内から Pro を $49.99 の買い切りで解除します(日本円で約 7,500 円・目安。実際の請求額は App Store の表示価格をご確認ください)。支払いはこの 1 回だけで、会議の本数や録音時間による追加課金も、月額課金もありません。
ダウンロード無料。Pro は買い切り $49.99。サブスクなし。 · 約7,500円・目安 · macOS 13 以降
よくある質問
Zoom や Teams の会議に参加ボットを入れずに議事録を作れますか?
作れます。Mac が再生しているシステム音声と自分のマイク音声を Mac 側で直接収録するため、会議アプリの参加者一覧にボットは追加されません。Zoom・Teams・Google Meet など、Mac で音が鳴る会議であれば同じように使えます。
会議を録音してもよいのでしょうか?
録音の可否は社内規程や取引先の意向に従ってください。日本では会議の冒頭で一言伝えておくのが一般的です。判断に迷う場合は自社の法務部門にご確認ください。
誰が話したかは自動で分かりますか?
録音の中の話者を自動的に分け、発言ごとにラベルを付けます。名前を入力すると声の特徴とともに保存され、次回以降の録音でも同じ人物として認識されます。誤りは発言単位で付け替えられます。
会議の音声はクラウドに送信されますか?
送信されません。音声認識も話者分離も Mac の中で実行され、文字起こし結果も端末内に保存されます。オフラインでも動作します。
要約やアクションアイテムの自動生成はできますか?
できません。Lesskeys が行うのは、話者ラベル付きの文字起こしと書き出しまでです。要約が中心の用途では他のツールの方が向いています。
議事録として正式な記録に使えますか?
文字起こしは自動処理の出力であり、法的な記録としての保証はありません。決定事項や数値は必ず原音と突き合わせて確認してください。
無料のままどこまで使えますか?
音声入力は 1 日 5 分まで、文字起こしは音声 5 件・動画 5 件まで無料で試せます(文字起こしは初回だけカウントされます)。録音そのものと、一度文字起こしした内容のやり直しは、無料のままで回数の制限がありません。この範囲を超えて使う場合に、アプリ内から Pro を $49.99 の買い切りで解除します。