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音声ファイルの変換
音声ファイルをテキスト化する(Mac・アップロード不要)
すでに手元にある録音を文字にしたい、というときの方法です。mp3・m4a・wav・動画ファイルを Mac のアプリにドラッグして落とすだけで、ファイルをどこにもアップロードせずにテキスト化できます。変換サイトに音源を渡す必要はありません。
やり方は 1 ステップ
アプリのウインドウに音声ファイルをドラッグして落とすだけです。処理が始まり、終わるとテキストが表示されます。ファイルを選ぶ画面から開いても同じです。
複数人が話している録音であれば、発言ごとに話者が自動で分けられます。1 人だけの録音(自分用のメモ、講演の記録など)はそのまま連続した本文になります。
対応する形式
| 種類 | 例 | 備考 |
|---|---|---|
| 音声ファイル | mp3 / m4a / wav / aac / aiff / flac | IC レコーダー・スマホの録音アプリの標準形式はほぼ該当します |
| 動画ファイル | mp4 / mov | 音声部分を取り出してテキスト化します。事前に音声だけ抽出する必要はありません |
形式変換のためにフリーソフトを挟む必要はありません。IC レコーダーから Mac にコピーしたファイルを、そのまま渡せます。IC レコーダーからの取り込み手順は「ボイスレコーダーの録音を Mac で文字起こし」で詳しく扱っています。
無料のオンライン変換サイトとの違い
「音声 テキスト 変換 無料」で見つかるウェブサービスは手軽ですが、仕組みとしては音源を他社のサーバーへ送っているという点が共通しています。無料で使える理由は事業者ごとに異なりますが、少なくとも「自分の管理下にないところに音声のコピーが存在する」という状態にはなります。
これが問題になりやすいのは、次のような音源です。
- 取引先や顧客が話している商談・打ち合わせの録音
- 社外秘の情報を含む社内会議
- 取材・インタビューで、公開前提でない発言が含まれるもの
- 人事面談、相談業務など、本人以外に聞かせない前提の記録
ローカルで処理する方式では、アップロードという工程そのものがありません。音声も変換後のテキストも、最初から最後まで自分の Mac の中にあります。
ただしこれは仕組みの説明であって、法令やガイドラインへの適合を保証するものではありません。扱ってよい情報の範囲については、自社の法務・情報システム部門にご確認ください。
| Mac 内で処理(ローカル) | オンライン変換サイト | |
|---|---|---|
| ファイルの送信 | なし | あり |
| アカウント登録 | 不要 | 多くの場合必要 |
| ネット接続 | 不要(初回のモデル取得のみ) | 必須 |
| ファイルサイズ・長さの上限 | 上限の設定なし(空き容量と処理時間次第) | 無料枠で制限されることが多い |
| 費用 | ダウンロード無料/Pro は買い切り 1 回 | 無料枠+従量課金が一般的 |
長時間の録音でも止まらない
アップロード型で困りがちなのが、1 時間、2 時間といった長い録音です。回線が細いとアップロードだけで時間がかかり、途中で切れればやり直しになります。無料枠の時間制限に引っかかることもあります。
ローカル処理では送信がないので、この待ち時間が発生しません。処理は Apple Silicon の GPU で行われ、長時間の録音でも実時間より短く終わることが多いです(所要時間は選んだモデルの大きさと Mac の世代によります)。
言語は自動で判別
対応言語は 99 言語で、どの言語で話されているかは自動的に判別されます。日本語の録音を渡すのに設定を切り替える必要はありません。特定の言語だけを扱いたい場合は、候補を絞る設定もあります。
テキスト化した後の書き出し
結果は次の形式で書き出せます。
- TXT:議事録や原稿の下書き。話者名付きの本文をそのまま貼り付けられます。
- SRT / VTT:字幕ファイル。動画に字幕を付ける用途はこちらです。
本文はアプリ内で編集でき、文字をクリックするとその位置の音声から再生できます。全体を聞き直さずに、怪しい箇所だけ確認して直せます。固有名詞や社内用語はどうしても誤りやすいので、よく出る語は置換ルールとして登録しておくと毎回の手間が減ります。
誰が話したかを分ける
複数人のインタビューや座談会では、話者分離が効きます。発言ごとに話者が分けられ、実名を割り当てられます。一度登録した声は保存されるので、同じ相手が出てくる別の録音でも最初から同じ名前で表示されます。詳細は「話者分離つき文字起こし」をご覧ください。
他人の発言が含まれる録音を扱う場合は、録音の可否は社内規程や取引先の意向に従ってください。日本では、打ち合わせの冒頭で録音する旨を一言伝えておくのが一般的です。また、文字起こしの結果は機械による変換であり、法的な記録としての保証はありません。
動作条件と費用
Lesskeys は macOS 13 以降、Apple Silicon(M1 以降)が必須の Mac 用アプリです。Intel の Mac では動作しません。ダウンロードは無料で、手元のファイルで実際の仕上がりを確かめてから判断できます。続けて使う場合は、アプリ内から Pro を $49.99 の買い切りで解除します。支払いはこの 1 回だけで、月額課金も 1 分あたりの従量課金もありません(日本円では約 7,500 円前後が目安ですが、為替とストアの価格設定により変動します。正確な金額は Mac App Store の表示をご確認ください)。
音声ファイルの変換だけでなく、Mac 側での会議録音や、話して貼り付ける音声入力にも同じアプリで対応しています。
ダウンロード無料。Pro は買い切り $49.99。サブスクなし。 · 約7,500円・目安 · macOS 13 以降
よくある質問
mp3 や m4a の音声ファイルを文字起こしできますか?
できます。mp3・m4a・wav・aac・aiff・flac などの音声ファイルと、mp4・mov の動画ファイルに対応しています。アプリのウインドウにドラッグして落とすだけで、事前の形式変換は必要ありません。
ファイルはどこかにアップロードされますか?
されません。音声認識は Mac の中だけで実行されるため、ファイルも変換後のテキストも端末の外に出ません。初回に音声認識モデルを取り込んだ後は、ネット接続がなくても変換できます。
動画ファイルからでも文字起こしできますか?
できます。mp4 や mov をそのまま渡せば、音声部分を取り出してテキスト化します。あらかじめ音声だけを抽出する作業は不要です。
長時間の録音でもテキスト化できますか?
できます。アップロードの工程がないため、長さによる待ち時間や無料枠の時間制限といった制約がありません。処理は Apple Silicon の GPU で行われ、実時間より短く終わることが多いです。
無料のオンライン変換サイトと何が違いますか?
オンラインの変換サイトは音源を事業者のサーバーへ送ります。ローカル処理のアプリには送信という工程がなく、音声もテキストも自分の Mac の中に留まります。扱ってよい情報の範囲は自社の法務・情報システム部門にご確認ください。
テキスト化した後はどんな形式で保存できますか?
本文は TXT で、字幕として使う場合は SRT または VTT で書き出せます。話者名を割り当てた状態のまま保存できます。
無料のままどこまで使えますか?
音声入力は 1 日 5 分まで、文字起こしは音声 5 件・動画 5 件まで無料で試せます(文字起こしは初回だけカウントされます)。録音そのものと、一度文字起こしした内容のやり直しは、無料のままで回数の制限がありません。この範囲を超えて使う場合に、アプリ内から Pro を $49.99 の買い切りで解除します。